プール授業で小6男児が一時心肺停止

 1日午前9時40分ごろ、兵庫県西宮市東山台の市立東山台小学校のプールで、同小6年の男児(11)がおぼれているのを児童が発見し、教諭が119番した。男児は一時心肺停止状態に陥ったが、搬送先の病院で意識が回復した。兵庫県警西宮署は関係者から事情を聴き、当時の状況を調べている。

 同署などによると、当時は1時間目の体育の授業中で、6年生3クラス計91人の児童が泳ぎ、教諭3人が指導していたという。

 西宮市教委によると、プールは長さ25メートルで水深は80~110センチ。児童らは泳力別の3グループに分かれ、男児のグループは順番に25メートルを泳いでいた。

 約22メートル地点(水深80センチ)で男児がおぼれているのを児童が発見。教諭2人が男児を引き上げ、人工呼吸を行うとともに自動体外式除細動器(AED)を使用し、駆けつけた救急隊員に引き継いだという。男児の身長は約150センチだった。

 市教委は「指導方法は適切で、瑕疵があったとは考えていない」としている。

 

 

2013年7月2日 産経新聞抜粋