電車内での失神
日時:2006年6月1日 21:00pm頃
場所:茅場町駅付近
救助者:紺野重喜さん
出来事と救助者がとった行動:
東京メトロ茅場町駅付近・下り電車内で、40代女性が急に倒れました。周りから見たら意識はありましたし、足がつったのかな?という感じでした。その女性はすぐに立ち上がり、前に座っていた人が席をゆずったものの断り、そのまま立っていました。その後自分はその女性の吊革をつかむ手が痙攣しているのを見たので、もしかしたら?と見ていたら、案の定倒れ、意識を失い、顔は青ざめ、口からは嘔吐がありました。嘔吐によって近くの人は、パ~っといなくなり、自分は倒れたのと同時に女性に近づき、体を横にして嘔吐物を出し、声をかけました。意識は戻りましたが、念のため電車は発車を止めてもらい、女性の状況を見ていました。職員が来たころには立ち上がることができ、女性はトイレに行きたいと言って降りて行きました。職員の方には、ついて行くようにお願いしました。女性は、「酔っているから。」と言っていましたが、特にそのような臭いは嘔吐物から感じられなかったです。
救助者の感想:
嘔吐物を見ると周りの人は怖がることを改めてわかりました。自分はとにかく気道をふさがないようにと思い、横向きにして顔を下にするようにして、嘔吐物を出すようにしましたが、心停止だった場合の事を考えると、どのような手順にすべきであったかを考え、イメージトレーニングの繰り返しが大切だと感じました。