意識のあるケガ人
日時:1999年8月1日 10:00am頃
場所:那須高原温泉スキー場(パラグライダーエリア)
救助者:馬場 賢親さん(MFAインストラクター)
備考/1999年6月23日にMFAインストラクター資格を取得している
出来事と救助者がとった行動:
友人がパラグライダーでフライト中、突風にあおられ操縦不能になり地上から5メートルの空中で失速し、腰から墜落して背骨を圧迫骨折しました。私が丁度近くに居合わせて一部始終を見ていたので直ちに現場に急行し応急手当を施しました。
現場の評価をし、意識レベルの評価をしました。意識はありますが重度のケガです。救急車到着に40分はかかる場所なので車で搬送することを判断、一番近い救急指定の整形外科病院に連絡を入れました。目視で初期の評価を行い、気道、呼吸、循環を確認、腰の痛みを訴えていたので、できるだけ動かさずに楽な体位にしているように指示しました。脊髄の損傷はないように思いました。木のドアを担架代りにして車へ乗せ、病院へ搬送しました。搬送中に本人に確認をとり両親に連絡しました。病院到着は10:30am頃で、すぐに診察を受け、背骨の圧迫骨折と判明し、そのまま1ケ月入院となりました。両親の到着まで付き添い、両親に状況を説明して終了しました。