意識不明患者
日時:2003年12月22日 9:00pm頃
場所:JRの根岸線 関内駅
救助者:千葉県・堀切宏明さん。
MFA受講日:2003年12月21日
出来事と救助者がとった行動:
混み合う電車の中、関内駅でも相変わらずたくさんの人が乗ってきた。車内は、暑いなぁ、と感じていたら、2mくらい先の入り口付近で立っていた40、50才男性がいきなり倒れた。スーッと突然倒れたので車内はその人に注目し、ものすごい沈黙であった。そしてその人の周りには50cmほど避けて間が空いていると言う様子で誰も行動していなかった。(患者は顔色が真っ白であった。目は白目)後頭部をスコーン、と打ったように倒れてから私はすぐさま、バックを連れの彼女に渡し、人をかき分け、その人の横に座った。そして、肩をたたきながら、『大丈夫ですか?』、と意識の確認を行った。意識がないようなので、『これから救助を行います。』と言って患者の口元に耳を当て胸を見ながら、呼吸の確認を行った。息もしており、呼吸はしていることがわかったので、続いてけい動脈に手を当て循環を調べた。これもあったので、回復体位をとらせた。また、次の桜木町駅で近くの人に車掌さんに連絡してくれ!と言って止めてもらった。
救助者の感想:
前日に講習を受けていたので、すぐさま、『これは、オレがいかなくては!他に誰がやる!』、という思いですぐに行けたことが今でも自分で言うのもなんだが、すごいと思う。だが、これも前日に講習を受けたと言うことがとても大きいだろう。しかし、この経験から大きな自信となった。次にこういう経験をしたら今度もきっと救助にいけると思う。だから、みなさんも恐れることはないです。MFAという実践向きな講習を受けたのだから、自信を持ってください。(実際やっているとき、A- B- C- のサイクルを意識していました。)