消火訓練中、アルコール飛び散り10人やけど

 4日午前6時40分頃、滋賀県東近江市小脇町のグラウンドで行われていた自治会の消火訓練中に火が飛び散り、計10人がやけどを負った。

 うち、男性消防団員(50)と小学生の女児2人(8、6歳)は重度のやけどという。

 同県警東近江署や東近江消防本部によると、訓練には約150人が参加。鉄製の容器(縦60センチ、横90センチ、深さ20センチ)にアルコールを入れ、付いた火を消火器で消す訓練を行う予定だった。だが、火の勢いが弱かったため、男性消防団員が容器に近づき、ポリタンクのアルコールをつぎ足したところ、火がついたアルコールが周囲に飛散した。

 男性消防団員以外は、容器から10メートル以上は離れていたという。同署で詳しい経緯を調べている。

 

 

2013年8月4日 読売新聞抜粋